中国語検定試験について

中国語検定試験終わりましたね。問題と解答が公式サイトで公開されていますので、勉強中の人はぜひ試してみてください。日本人学習者にとって、段階的に力をつけれるように設計されている試験なのでおすすめです。

合格率や難易度については、大学などの第2外国語としての学習や趣味で学習する場合には、1年目の学習で「準4級~4級」、2年目の学習で「3級」ぐらいを目指すといいと思います。中検で3級まで合格していればHSKだと4級は通ります。中検は2級を境に難易度がぐっとあがるので、専門で勉強している人、仕事でも使いたい人、長年勉強している人が受験の対象になると思います。合格には単に話したり読んだりするだけではなく、読む、書く、聞く、話す(準1級以上)のしっかりとした能力が必要となります。特に読むと書くについてはかなりの力が求められる印象で、3級を合格してすぐに受験しても20%ぐらいの点数しか取れません。そのため中検3級をとった学生にはひとまず2級の対策をしつつ、HSKの4~5級の合格を目指すように伝えています。その上で早い学生なら3年目で中検2級をとります。並行してHSK5、6級もこのあたりまで来ていたら合格県内に入ります。中検準1級は4年目にとれれば、とれればかなり頑張っている状態かと思います。HSK6級に合格していても準1級は落ちることはよくありますが、準1級に合格していてHSK6級に落ちることはまずありません。(というぐらいの難易度です)中検1級については年に1回の試験で合格者も10~20名程度なので、かなり狭き門といっていいでしょう。なので外大の4年生で現役合格するのは、法学部の学生が4年で司法試験に現役合格するようなものだと考えれば分かりやすいかと思います。(=普通合格しません)通常は通訳や翻訳など実務をしっかりやったうえで、とれるような級だと思って受験すると丁度いいかもしれません。(とはいってもまれに現役の学生で1級とるひともいますが…)なお2級以上を合格するには、日々のニュース(日本国内のや中国のもの)を日々見て音声で聞いても目で見ても分かるように繰り返し出てきた単語や表現をメモしながら学習していくことをお勧めします。いわゆるここだけを学習していたら合格するものではなく、かなり広い知識と単語量が必要と思われます。ご参考までに。

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